24 RVはデカい(2001/10/15)

RV選びでは、用途とサイズとの兼ね合いが大きなカギになるようです。

モーターホームとして考えたとき、大きければ大きいほど居住性は良くなります。けれどもあんまり大きすぎると、運転や移動が大変。それ以外にもいろんな場面 でもてあましてしまいそうです。

狭い山道や旧市街の路地でもすいすい入っていけるのはなんと言っても国産の1Boxベースのキャンパーでしょう。全長5m以下ならたいていの駐車場もOKですし、取り回しもとてもラクです。

ただ、僕の今回のRVの最低条件は「人間2〜3人と犬がちゃんと寝られること」でした。簡単にベッドメイクができ、頭上に圧迫感なく、足を伸ばして眠れる事、そして犬が眠れる「床のスペースもとれる」事。

1Boxベースの泣き所は、この「床のスペース」が取りにくいという点です。サイズに限りがあるため、なるべくムダな床面 積を作らないように工夫されているからです。

ムダを承知である程度の床スペースを確保していると言えば、北米ClassCがこれに当てはまります。平均的なサイズは2.4m×7m(22〜3ft)。

このサイズはインテリアだけを見ると実にニートサイズです。まずなんと言っても、固定のダブルベッドが車両後部に用意されています。

同じClassCでも、日本専用に作られている20〜21ft(6m)というのもあります。ベッドが専用でない事を除けば、これも結構快適です。ただこの場合はどうしてもダイネット(食卓)とベッドが兼用になってしまうため面 倒なので、バンクベッド(運転席の真上にあるベッド)をうまく利用する必要があるかも。にも関わらず横幅はどれも2.4m前後だから運転の苦労は変わらない。。。価格は新車中古車に限らず人気があるためか、低年式でもかなり高めの設定です。中古車になるとむしろ2.4m×7m超サイズの方が割安感があります。

しかし、2.4m×7mなんて、よく考えたら日本の普通のクルマに例えると4t車(笑)こんな大きなサイズの月極駐車場を探すのはマジで大変です。

また4t車の経験から考えると、どうしても自分にとっては行き先が限定されてしまいそうです。(道はたいていのところは通 れるが、駐車の際に進入する場所、やはり長さで転回や取り回しに苦労)

小さいRVはどうしても手狭になって買い換えたくなるという話を聞いたりすると、最初から理想を追い求めたくなるのが人情です。RVは決して安い買い物ではありません。一度買ってしまえばおいそれと買い換えるわけにも行きません。



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